46 若い夫婦と新しい暮らしのためのマンションリフォーム

若い夫婦と新しい暮らしのためのマンションリフォーム 
横浜市西区のマンションの一室をリフォームする計画です。
建主さんは若いご夫婦、新しく始まる生活のための住まいです。元々は3DKタイプ。これを開放的で明るい空間へリフォームしたいというのがご希望でした。

暮らしのイメージにあわせた空間づくり

間仕切りを撤去、土間をつくり、アトリエコーナーを新設し、行き止まりのないぐるっと回れるプランにします。水周りは無理のない範囲で位置を調整したうえで、使いやすく機能的な機器に新しくします。使いやすく暮らしやすい、実際以上の空間的広がりを感じられる、そんな住まいの計画です。

若い夫婦と新しい暮らしのためのマンションリフォーム 改修前
改修前のプランです。
部屋数を確保するための間取りですが、このようなタイプはどうしてもダイニングキッチンが狭く暗くなりがち。若い夫婦にとって使いづらいプランでした。
この状況を改善し、さらに可能ならば、自転車を室内に置いたり、小さくてもよいからアトリエコーナーがほしいというのが、お二人の希望でした。

若い夫婦と新しい暮らしのためのマンションリフォーム 平面計画A
若い夫婦と新しい暮らしのためのマンションリフォーム 平面計画B
玄関前には土間をつくります。
前庭のような空間ができました。愛車を置くこともできるし、玄関から内部が直接見えることもありません。

南側には開放的なリビングキッチンをつくります。
キッチンの向きは二通り検討案があります。一方はL型キッチンのオープンカウンタータイプ、もう一方はI型キッチンのセミクローズタイプ・ぐるっと回れるプランです。

アトリエコーナーはクローゼットとスペースを兼用します。
机正面には小さな窓を開け、また土間側および寝室側にも引戸を設けているので、光や風の通りもよい落ち着いた空間になるはずです。

水周りを動かすのはマンションの構造上難しかったので、それらの基本的な位置は変えていません。トイレはいずれの案でも洗面脱衣室から入る形ですが、一方は独立型として余裕をもうけた場合、もう一方は兼用型としてコンパクトにまとめた場合としました。

両案共にたっぷりとした収納スペースを確保しています。

いずれの検討案でも生活動線がエレガントなものになると思います。これから長い時間を共にすごしてゆくお二人への、はじまりにふさわしいリフォーム計画となりました。