横浜市磯子区に計画した木造二階建ての住宅です。
敷地は遠くに海を望むゆったりとした分譲地にあります。夫婦と子供一人が住む家です。
光豊かな天井高3Ｍ広さ20帖のゆったりとした空間での暮らし
生活の様々なシーンが、天井高3Ｍ約20帖の広さのゆったりとした空間で展開します。
窓から導入される様々な光が、親密な気配をもたらし、明日の暮らしのための家をかたちづくります。
合理的で耐震性に優れるくっきりとした輪郭の直方体
建物はくっきりとした輪郭のすがすがしい直方体とし、合理的で耐震性に優れるものとしました。周辺環境に配慮し、隣接する建物と十分距離をとって配置し、光や風をいきわたらせるよう配慮しました。
一階には玄関・寝室・夫婦の部屋（書斎）・ＷＩＣ・子供室・トイレを設けます。
玄関は明るく広々とした玄関。扉を開けると階段吹抜。玄関の先には靴を脱がずに出入りができる倉庫を設けました。この倉庫にはアウトドア用品などを収納します。こども部屋は東南の角に設けられた朝日の入る部屋。ＷＩＣには寝室と廊下の両方から出入りが可能です。寝室はＷＩＣと夫婦の部屋につながります。夫婦の部屋は夫婦それぞれに机と本棚を設けた小部屋。各々独立した入口を持ちます。中央で仕切ることも可能です。
階段は吹抜になっています。踊り場に設けた縦長窓から明るい光を取り込みます。
踊り場で折り返すと、天井高3ｍの大きな広がりを持つ二階に出ます。さらに階段を4段あがるとリビングダイニングです。
二階には、ダイニング・リビング・キッチン・洗濯乾燥室・洗面室・浴室・トイレを設けます。
20帖の広々したダイニング・リビングは、家の中心に位置し、正面にＴＶなどを収納する棚をつくります。その横にはルーフバルコニーに上る階段の昇り口を設けます。天井高はキッチンまで含めて3ｍ。大きな横長窓が、床から1.35ｍの高さから天井まで設けられ、明るさや風通しを確保し、広がりと伸びやかな空間を作り出します。
キッチンは日常の家事や食事の支度、もてなしがしやすいように機能的に配置された動線計画。キッチンからパントリー、ユーティリティースペースへと続きます。キッチン壁面には収納を設置。食器や家電・料理本・ストックなど、様々なものを収納可能です。パントリー横に引戸を設け、来客が手洗いや便所を使用する際、キッチン・パントリー側を隠すことができるようにします。
洗濯乾燥室は南側からの日差しと通風を十分に得ることができるよう、開閉式ガラスルーバーの大きな窓を設けます。外からの視線を気にせず干せる、たっぷりとした広さの室内です。
リビングから専用の階段を上ると屋根の上のルーフバルコニーに出ます。
手すり壁に囲まれたバルコニーです。東南側には海が見え、夜には遠くにともる夜景を楽しみながら晩酌を楽しむことができる大空の中にあるもう一つの部屋になります。